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「指定都市サミットin 京都」の開催結果について 発表資料 平成27年5月分 | 相模原市

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(1)

「指定都市サミット in 京都」の開催結果について

◆ 要請及び宣言の内容については、別添資料をご覧ください。

◆ 今後、(1)及び(2)については、要請活動を実施する予定ですが、詳細は別途お知 らせします。

◆ 連絡先

京都市総合企画局総合政策室 西川、増元、西田 TEL075- 222‐ 3033 指定都市市長会事務局 鈴木、大関 TEL03- 3591- 4772

※ 5 月 12 日連絡先 TEL080- 3310- 7332

本日5月12日、指定都市市長会(会長:林 文子 横浜市長)は、

京都市において「指定都市サミットin 京都」を開催し、下記の要請と宣

言を決定しました。

(1) 経済財政運営と改革の基本方針2015(仮称)に対する提案

(2) 利 便 性 と 安 全 性 を 兼 ね 備 え た 無 料 公 衆 無 線 L A N の 整 備 促 進 を

求める指定都市市長会要請

(3) 指定都市市長会 京都宣言

問合せ先

担当:広域行政課

042−769−8248 平成27年5月12日 相模原市発表資料

(2)

1

経済財政運営と改革の基本方針2015(仮称)に対する提案

政府は、平成 27 年度においても引き続き「アベノミクス」の推進により、経済再 生が財政健全化を促し、財政健全化の進展が経済再生の進展に寄与するという好循環 を作り出すことを目指している。

また、昨年「まち・ひと・しごと創生法」が施行され、少子高齢化の進展に的確に 対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、それぞれの地域で住みよい環境を確 保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくための道筋がつけられた。

このような状況の中、圏域の更なる活性化と日本の社会・経済の成長のために指定 都市が果たすべき役割は、ますます大きくなっている。

そこで、地方分権改革を始めとする地方活性化策や地方財政制度の再構築などによ り指定都市が能力を十分に発揮することで、日本を牽引するエンジンとなり日本経済 の再生と地方創生に寄与することができるよう、経済財政諮問会議において検討され ている「経済財政運営と改革の基本方針 2015(仮称)」において、次の提案を反映す るよう強く要請する。

1 地方創生の推進と多様な大都市制度の早期実現

(1)地方創生においては、地方公共団体自らが地域ごとの「処方せん」として地方 版総合戦略を策定し、課題に取り組むことが重要である。あわせて、将来にわたっ て活力ある日本社会を維持するためには、基礎自治体優先の原則の下、地方自治制 度の見直しも不可欠である。

指定都市は、その規模や歴史・文化をはじめ、国や広域自治体との関係性、地域 で果たす役割など、それぞれが異なる特性を持っており、各都市においても、その 地域にふさわしい大都市制度の実現を目指した取組が行われている。

また、道州制の議論に当たっては、基礎自治体の権能の充実と新たな大都市制度 の位置付けを明確にすることが不可欠である。

ついては、道州制も視野に入れつつ、第30次地方制度調査会答申も踏まえて道 府県から指定都市への事務・権限と税財源の移譲を積極的に進めるとともに、「大 都市地域における特別区の設置に関する法律」に続き、従来から指定都市市長会が 提案している「特別自治市」など、地域の特性に応じた多様な大都市制度の早期実 現を図ること。

(2)地方創生における基本的視点として「東京一極集中の歯止め」や「地域の特性 に即した地域課題の解決」が掲げられる一方で、多くの指定都市が東京への転出超 過となっているにもかかわらず、地方拠点強化税制など一部の指定都市が対象から 外されている。

ついては、東京都区部からその他の地域へのこれまでとは違う新しいひとの流れ を作り出す方策を講じるとともに、指定都市が近隣自治体や過疎地域を抱える自治 体との水平連携により、圏域における地方創生を牽引する役割を果たせるよう、す べての指定都市を地方活性化の拠点として位置付けること。

(3)平成 28 年度以降に本格実施が予定されている、地方版総合戦略を推進するた めの新型交付金についても、指定都市が積極的に地方創生に取り組めるよう必要額 を確保し、より自由度の高い活用しやすい制度とすること。

(1)

(3)

2 更なる地方分権改革の推進

地方分権改革については、地方の発意により事務・権限の移譲と規制緩和を可能 とする提案募集方式が導入された。平成 26 年の提案募集においては、指定都市か らの提案に対し、広域性を担保するという理由により実現に至らないものが多かっ たが、地方自治制度の基本原則である補完性・近接性の原理に基づけば、地域の実 情を熟知した基礎自治体が事務・権限を有することこそが優先されるべきである。

ついては、今後の提案募集において、指定都市が持つポテンシャルを最大限発揮 できるよう、その発意による創意工夫の趣旨を十分に酌み取るとともに、支障事例 の有無にかかわらず、住民の利便性の向上及び行政の効率化に資することが明らか な提案については、積極的に検討を行い、その実現を図ること。また、昨年実現さ れなかった提案についても、検討を加えた上で再提案があった場合は、改めて積極 的に検討すること。

3 地方財政制度の再構築

2020 年度の財政健全化目標を達成するための具体的な計画策定に当たっては、地 方の一般財源総額が「実質的に前年度と同水準を確保する」という事実上の上限を 設けられている中で、地方公共団体は社会保障費の自然増に対応しながら、地方創 生や地域経済再生に取り組んでいることを踏まえ、国の歳出削減を目的とした地方 財政の一方的な歳出削減は決して行わないこと。

地方交付税総額については、歳出特別枠や別枠加算を堅持するとともに、社会保 障と税の一体改革等に伴う新たな財政需要への対応も含め、必要額を確保すること。

加えて、国・地方を通じた歳出削減努力によってもなお生ずる地方財源不足の解 消は、地方交付税の法定率の更なる引上げによって対応すべきであり、臨時財政対 策債は速やかに廃止すること。

また、地方公共団体間の財政力格差の是正については、地方法人税のような単な る地方間の税収の再配分ではなく、地方税財源拡充の中で地方交付税なども含め一 体的に行うこと。なお、地方法人税は、受益と負担の関係に反し、真の分権型社会 の実現の趣旨にも反しているため、速やかに撤廃し、法人住民税へ復元すること。

4 大都市税源の拡充強化

大都市特有の財政需要に対応するため、都市税源である消費・流通課税、法人所 得課税等の配分割合を拡充すること。

また、事務配分の特例により道府県から指定都市に移譲されている事務・権限及 び新たに国・道府県から移譲される事務・権限により生ずる財政負担について、所 要額が税制上措置されるよう、国・道府県から指定都市への税源移譲を行うこと。 なお、国の施策として、法人実効税率を更に引き下げるための措置を講ずる場合 には、法人住民税が減収とならない制度設計を行うこと。

(4)

3

5 持続可能な社会保障制度の実現

国民皆保険制度を安定的で持続可能な制度として再構築するため、国の責任にお いて医療保険制度の一本化に向けた抜本的改革を早期に実現すること。一本化が実 現するまでの間は、国保財政の一層の基盤強化と構造的な課題の解消を図るため、 国庫負担率の引上げなどの必要な財政措置を講ずること。

また、生活保護費の全額国庫負担、貧困ビジネスの規制、最低限度の生活を保障 した上での医療費の一部自己負担のほか、年金制度等社会保障制度全般の在り方を 含めた生活保護制度の更なる改革を進めること。生活保護制度と生活困窮者自立支 援制度が一体として実効性を持ち、持続可能なものとなるよう、各種事業の経費に ついて全額国において措置すること。

なお、社会保障の各分野における制度改革に当たっては、指定都市は特に人口が 多くその影響が大きいことから、指定都市とも十分な協議を行った上で法制化など の措置を講ずること。

6 女性が輝く社会の実現

第三次安倍内閣の基本方針においては、社会のあらゆる分野で 2020 年までに指 導的地位に女性が占める割合を 30%以上にするとの目標の確実な実現と、家事や育 児に専念してきた女性が、その経験も活かしながら活躍できる環境の整備に向けて、 内閣の総力を挙げて施策を推し進めるとされている。

ついては、保育施策及び放課後児童施策の充実、ワーク・ライフ・バランスの一 層の推進、女性の活躍推進企業に対するインセンティブ付与に努めるほか、働き方 に中立な税制、社会保障制度の在り方等の検討を進めるとともに、女性の社会進出 に関するデータの収集・公表に努めること。

平成27年5月12日 指 定 都 市 市 長 会

(5)

利便性と安全性を兼ね備えた無料公衆無線LANの整備促進を求める 指定都市市長会要請

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催等を控え、日本へ の関心が高まっているこの時期に、観光立国の推進に向け、国・地方が一丸と なってインバウンド政策を強力に推進していく必要がある。

我々指定都市は、それぞれ地域の誘客拠点として、各都市の魅力を更に磨き、 発信し、そして市民ぐるみの「おもてなし」と安心・安全の確保、ユニバーサ ルツーリズムの推進、外国人観光客に対応する受入環境の整備等を積極的に進 め、圏域の活性化のエンジンとしての役割を果たしていかなければならない。

このような中、国においては、訪日外国人旅行者の受入環境整備の重要な取 組事項として、訪日外国人旅行者のニーズが高い「無料公衆無線LAN」の整 備促進を掲げ、平成 32 年までに 3 万箇所を整備することが検討されている。

しかしながら、無料公衆無線LANは、各自治体や民間事業者など、事業主 体によって利用方法や安全対策が大きく異なっている。

例えば、認証方式では、利用規約への同意のみで利用可能なものや利用者情 報の登録によりユーザIDを発行するものなど、様々であり、また、利用する 公衆無線LANの事業主体ごとに認証手続きが必要である。

安全対策についても、暗号化の有無やフィルタリングの対象サイト数に差が 生じており、利便性向上とセキュリティ確保の両立の観点から、無料公衆無線 LANの在り方が課題となっている。

これらの課題については、一自治体のみの取組によって解消を図ることは困 難であることから、国においては、無料公衆無線LANが利用者にとって安心・ 安全で快適なものとなるよう、次のことを早期に実施するよう要請する。

1 先行して無料公衆無線LANを整備している指定都市の状況や、運用コス ト等を十分に考慮し、利便性と安全性を兼ね備えた認証方式、暗号化及びフ ィルタリング等のセキュリティ確保に関する全国統一の基準を早急に策定す ること。

2 無料公衆無線LANの事業主体の垣根を越えた認証の連携や、上記基準を 踏まえたアプリの開発などの促進に取り組むこと。

3 無料公衆無線LANの全国的な整備を着実に進めること。

平成27年5月12日 指 定 都 市 市 長 会

(2)

(6)

指定都市市長会 京都宣言

人口減少に歯止めをかけ、過度の東京一極集中を是正し、日本全体の均衡ある 発展を目指すとともに、それぞれの地域で住みよい環境を確保し、活力ある地域 社会を維持していくことが、今、求められている。

このため「まち・ひと・しごと創生法」が平成26年11月に制定され、12 月には、取組指針となる「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」及び「まち・ ひと・しごと創生総合戦略」が定められた。

地方創生の推進に当たっては、指定都市の中でも過疎地域を抱える都市もある ことも踏まえ、各都市の特性を活かしたきめ細かな施策を展開する必要がある。

更に、地域が自らの発想と創意工夫により課題解決を図っていくための基盤と なる「地方分権改革」を一層強力に推進していくことが極めて重要である。

大都市制度としては不十分な現行の指定都市制度の下で、多くの課題を抱えな がらも、圏域の発展に努力してきた私たち指定都市は、「地方創生元年」に当た り、真の分権型社会の実現、人口減少社会の克服、そして過度の東京一極集中の 是正を実現するため、京都宣言を発出する。

1 指定都市は、引き続き「特別自治市」など、地域の特性に応じた多様な大都 市制度の早期実現を図るよう、強く求めていくと同時に、いわゆる「二重行政」 といわれる弊害を打破し、現行制度下においても、徹底して政策の融合を推進 することで効率的・効果的な行政を進めていく。

そのため、各都市における様々な先進事例について積極的に情報交換・共有 し、基礎自治体優先の原則と住民目線に立った市政改革に邁進する。

2 指定都市は、これまでの取組で培ってきた知恵と力を最大限生かし、近隣自 治体との水平連携を進めることにより、各地域において人口減少を克服し活力 ある社会を維持できるよう、圏域の推進力としての役割を果たしていく。

平成27年5月12日 指 定 都 市 市 長 会

(3)

参照

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